BRIT HOUSE THE ME ディンプルレザー A5

ブリットハウスの「THE ME」は「私らしさ」というテーマをコンセプトに掲げたシステムノートカバーです。
シリーズ共通の仕様として、ノートや手帳とメモパッドを一まとめにして持ち歩けるようになっています。
サイズや素材のバリエーションが豊富で、素材毎にそれぞれ異なった付加機能が備わっているのも特徴です。
10月に登場したシリーズ新作が使いやすそうでしたので入手しました。

鮮やかなオレンジ色の紙箱に収められています。

今回入手したのは「ディンプルレザー A5サイズ」です。
車のハンドルやシフトノブに用いられるディンプルレザーは耐久性・耐光性・耐水性・耐熱性に優れた素材です。
強度も通常の革より強く、更に軽量でホールド感も良い、非常に実用性の高い仕様と言えます。
従来のTHE MEシリーズはガラスレザーやグレインレザー、ブッテーロ等のクラシカルな雰囲気の素材が主流でしたが、ディンプルレザーはこれまでとは一線を画す精悍な印象を受けます。
グレーのゴムバンドがデザイン上の良いアクセントになっています。

表紙内側にはカードホルダーとA5サイズのポケット付です。
ポケット数は必要最低限でシンプルな仕様です。

A5サイズのスケジュール帳(2009年版)がセットされています。
内容は、2009年・2010年の年間カレンダー、見開き1ヶ月のブロックカレンダー、日付無しの見開き2週間のホリゾンタルダイアリー、メモ用ノート、アドレス帳という構成でした。
スケジュール帳としては特段の工夫も見られず、カバーのおまけの域を出ません。

スケジュール帳を閉じると裏にはメモパッドがセットされています。
付属のメモパッドも大した物ではなさそうです。

メモパッドの右側(外側)だけでなく左側にもペンキャッチャーが付いているのは便利です。
ゴム製ですので少々太いペンでもセット可能です。


ここまでの仕様は従来のTHE MEシリーズと同じものですが、この新作は新しい付加機能を備えています。

なんとカバー全体が二重になっていて、A4サイズの書類を収納可能なポケットになっています。
これは、今までありそうで無かった、非常に便利な機能です。
スケジュール帳、ノートパッド、A4ドキュメントホルダーを1冊で兼ね備えることになるので、ちょっとした打ち合わせであればこれ1冊持っていけば事足ります。
さて、折角の高機能な手帳カバーですので中身もそれに見合ったものに交換しましょう。

スケジュール帳はブルックリンミュージアムのGeneralと交換しました。
ブルックリンの高品位なカバーも捨てがたいのですが、敢えてここは機能重視です。

メモパッドは定番のロディアと交換です。A5サイズのNo.16がぴったり収まります。
更に愛用の万年筆とマルチペンをセット。

高機能なカバーに使い勝手の良いスケジュール帳、そして定番の高品質なメモパッドが加わり、スタパ齋藤風に言えば「最強に強まった」手帳の完成です。
しかし、この最強の手帳にも弱点が…

総重量866g、思わず笑ってしまう重さです。
販売元によれば純正ダイアリーとノートパッドをセットした状態では重量550gとのことですので、ブルックリンの手帳やロディアの秤量が大きい用紙が災いしているのでしょう。
ちなみに、重いと言われる「ほぼ日手帳 COUSIN」ですら600gですので、A5サイズの手帳としてはかなりの重量級と言えそうです。
まあ、大振りなシステム手帳だと思えば許容できなくもないかな、と考えることにしましょう…
ともあれ、これで来年のスケジュール帳は準備万端です。
ブルックリンのスケジュール帳は11月17日週から始まりますので、今週末に年末までの予定を書き写し、来週から早速実戦投入しようと思います。


※追記
「私的電脳小物遊戯」さんで同シリーズのA6版に関する優秀なレビューがありましたので、参考としてリンクさせていただきます。
ほぼ究極のほぼ日手帳カバー?ブッテーロTHE+ME: 私的電脳小物遊戯


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