PILOT キャップレス マットブラック

最近古いネタが続いたので、たまには新製品のレビューもやっておきましょう。
10月発売のPILOT キャップレス マットブラックです。

とは言うものの、単なる色違いですのであまり語ることは無いのですが…
購入時に入っていたケースはPILOTの一般的なものでしたので、開封の儀は省略していきなり全体写真から。

その名の通り、つや消しの黒で全体が塗装されています。
現行のキャップレスの軸には3種類あり、細身の「キャップレス・デシモ」、回転繰出式の「キャップレス・フェルモ」、そして何も修飾子の付かない単なる「キャップレス」ですが、マットブラックは最後の「キャップ」がベースになっています。
ボディーサイズや重量も通常のキャップレスと同じようです。
実測では長さ約141mm(収納時)・138mm(筆記時)、太さ13.3mm、重量約30.5gでした。
重量は空のダミーカートリッジとカートリッジカバー込ですので、インクの入ったカートリッジやコンバーターを加えると多少重くなります。


全体写真で見ての通りですが、一応ノックボタンのアップ。
しっかりと黒く塗装されています。


クリップや先端の口金も真っ黒です。


開封の儀ならぬ開腹の儀。
外から見える接合部の金具も黒く塗装されていましたが、驚いたことに内側のネジまで黒でした。
万年筆としての心臓部の筆記体と、カートリッジカバーは、黒くない通常品と同じ物でした。

中身以外にもう一箇所だけ、黒くない部分があります。

裏側に「PILOT JAPAN」の文字がグレーで印刷されていました。


筆記時にはこのように、黒い口金からロジウムメッキのニブが現れます。
ニブまで黒くなかったのは少々残念ですが、これはこれでアクセントとなって悪くはないですね。

このマットブラックですが、少し前に海外で先行発売されていたようです。
そのあたりの顛末は細字万年筆にこだわるさんが詳しく書かれています。
あちらのBlogを拝見する限りでは、海外版と今回国内で発売されたものは、本体は同じ物のようですね。
但し、箱は海外版のほうが凝った物になっているようです。


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