三菱鉛筆 クルトガ

三菱鉛筆の新型シャープペンシルクルトガです。
http://www.mpuni.co.jp/product/category/sharp_pen/kurutoga/index.html

商品構成は0.5mm芯の軸色が6色、0.3mm芯が4色の合計10種類。
無難な0.5mmの黒を入手しました。

グリップ部は透明な樹脂で、内部の3重ギアが透けて見えます。
このギア部が三菱鉛筆驚異のメカニズム、クルトガエンジンです。
筆圧によってギアが上下します。
芯の先が紙面に接したり離れたりする度に中央ギアが上下のギアと噛合い、少しずつ回転していきます。
中央ギアは芯の繰り出し機構に連結されてるため、ギアと一緒に芯も回転します。
芯が紙に触れるたびに毎回微妙に回転するため、芯の角が均等に磨り減り円錐形になっていきます。
これにより筆跡の太さが安定し、常に同じ感覚で筆記することができます。
回転の様子が判り易いよう、中央ギアにはマークが印字されています。
実際に試してみましたが、確かに線の太さは安定します。
取り敢えず感想をいくつか。

  • 当然ながら、画数の多い細かな文字を書く際に効果が高い。
    逆に、一気に長い線を引くような場合は全く効果がない。
  • 一部の事前情報にあったオートノック機能は備わっていない。芯の繰り出しは通常のノック式。
  • グリップ部の透明な樹脂の滑り止め効果はあまり期待できない。
  • クルトガエンジン以外の、軸自体の質感や重量感は価格相応。正直、安物の域を出ない。

ジェットストリームの前例もあるのでデザインがアレなのは覚悟していましたが、できればもっと重量感のあるハイエンドモデルもラインナップに追加して欲しいところです。
幻に終わったオートノック機能の実装とあわせて後継機種に期待します。
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