ペリカン ファクター 万年筆
昨日に引き続きペリカンの低価格万年筆、ファクターの紹介です。
首軸部の拡大。
どこかで見たようなデザインですね。
そう、同じペリカン製のスタイル万年筆によく似ています。
首軸を取り外して並べてみました。左がスタイル、右がファクター。
見ての通り、ニブは全く同じ形状です。
首軸のデザインも非常によく似ていますね。
裏側です。ペン芯もやはり同じものが使用されているようです。
ちなみに、ペリカーノ・ジュニアも同じニブ・ペン芯でした。
全体の比較。
樹脂製のスタイルと比べると、アルミ製のファクターのほうがかなり細身です。
キャップを閉めたところ。
クリップを含め、よく似たデザインですが太さが全然違いますね。
胴軸の太さもかなり違いますが、キャップの太さの違いは更に顕著です。
また、ファクターはスタイルと違い、キャップを胴軸の尻にきちんと装着することができます。
ペリカーノ・ジュニアやスタイルはLAMYのサファリと比較されることが多いですが、このファクターはさしずめペリカン版のアルスターといったところでしょうか。
基本的なデザインはスタイルを踏襲しつつ、素材をアルミに変更することですっきりとした細身に仕上がっています。
ペン先は滑らかさで定評のあるペリカーノ・ジュニアと同じ物ですので書き味は申し分ありません。
鉄ペンながら程よい弾力があり、滑らかなペンポイントの研ぎと潤沢なインクフローも相まって快適な筆記感を味わえます。
扱いに気を使うような品ではないので、無造作にペンケースに放り込んでおいて気軽に殴り書きをするのが似合っているペンですね。