精霊の守り人


上橋 菜穂子 著 / 偕成社


最近妻や子供がはまっているので読んでみました。

全7作10巻(+外伝短編集1巻)から成る「守り人シリーズ」の第1作です。
ジャンルとしてはハイ・ファンタジーに分類される作品になると思われます。
シリーズ第1巻の本作は短槍使いの女用心棒バルサと新ヨゴ皇国の第二皇子チャグムを主人公とし、チャグムに宿った水の精霊ニュンガ・ロ・イムの卵を巡る物語が展開されます。
児童文学として出版されましたが幅広い年齢層から人気を得ており、大人向けに表記の見直しを行った(漢字を増やしルビを省いた)「軽装版」や文庫版も発売されています。


ハイ・ファンタジーとしは設定の緻密さ、世界観の描写の希薄さにやや物足りなさを感じるかもしれませんが、子供向けの作品ながらストーリー構成はしっかりしており大人の鑑賞にも十分に堪える作品です。

軽装版 精霊の守り人 (軽装版 偕成社ポッシュ)

軽装版 精霊の守り人 (軽装版 偕成社ポッシュ)