闇の守り人

上橋菜穂子 作 / 二木真希子 絵 / 偕成社

精霊の守り人に続く「守り人」シリーズ第2作です。
前作の主人公の一人、女用心棒のバルサが故郷のカンバル王国に戻り、自らの人生を狂わせた大きな陰謀の正体を暴く物語。
バルサ以外の前作メンバーは回想シーンで登場するのみで、前作ファンにはちょっと寂しい展開かもしれません。
前作からの設定との大きな齟齬は無く、世界観も広がりを見せており、ハイ・ファンタジーとしての深みを増しています。
物語進行のテンポが良く一気に読みきれる作品でした。

軽装版 闇の守り人 (軽装版 偕成社ポッシュ)

軽装版 闇の守り人 (軽装版 偕成社ポッシュ)