削り角可変の鉛筆削り クツワ ト・ガール
学童向けの低価格な携帯鉛筆削り、ト・ガール（T'GAAL）です。
クツワの鉛筆削りと言えば、芯の尖りかたを5段階に調整可能な「ケ・ズール」というのもあります。
クツワさんはストレートなネーミングがお好みのようです。
尖りかたを調整可能な鉛筆削りは多いですが、削る角度を変えられるものは珍しいのではないでしょうか。
まず目に付くのが大きなダイヤル。これで角度を設定します。
使わない時には削り屑がこぼれないようにシャッターを閉じることも出来ます。
裏側です。調整ダイヤルには偏心カムが取り付けられており、刃の角度を変えることが出来ます。
上の写真は一番鈍い「１」にダイヤルを合わせた状態です。
これが一番鋭い「５」にダイヤルを合わせた状態。
写真ではちょっと判りづらいかもしれませんが、刃の角度がかなり違います。
本体内部にたまった削り屑を捨てる蓋。
ちょっと外れやすいのが気になりました。
削り屑が溜まった状態で無造作に鞄に放り込んだりするのはやめたほうが無難そうです。
実際に角度を切り替えて鉛筆を削ってみました。上に行くほど鋭くなります。
刃は鋭く、削り跡は滑らかで毛羽立ちもありません。
但し、刃の交換は出来ないようです。
低価格な製品ですので、消耗品と割り切って刃が鈍れば本体ごと買い替えるしかなさそうです。
DUXのシャープナーのような渋い趣はありませんが、実用性ならこちらが上と言えそうです。
低価格で高性能な、国産文具の鑑のような製品です。
