多機能ペンのシャープペンシルを比較する
ペンケースを整理していたら、以前買い集めた多機能ペンがザラザラと出てきました。
そこで、ちょっと思い立ったことを調べてみました。
これらのペンにはすべてシャープペンシルが付いています。
今回調べたのは、1回のノックで繰り出される芯の長さです。
結論を先に言ってしまうと、どれも極端な差はありませんでしたが、敢えて比較しやすいように「60mmの芯をすべて繰り出すのに何回のノックが必要か」を記載しておきます。
この数値が大きいほど繰り出される長さが短いことになります。
実験は数回行い平均値を取っています。私のノックの癖や、ペンの個体差による誤差があることをあらかじめご了承ください。
- PILOT 4+1 Light
- 103回。今回比較した中では一番繰り出し長が小さい物です。
- PILOT Dr.Grip 4+1
- 90回。4+1 Lightと同じメカを使っているのに意外と差が出ました。ノックボタンのストロークに違いがあるようです。
- 三菱鉛筆 Multi5
- 96回。中庸な数値に落ち着きました。
- 三菱鉛筆 JET STREAM 4&1
- 83回。同メカのMulti5とは差が出ています。
- ZEBRA Clip-on multi
- 78回。今回比較した中では一番ノック回数が少なくなりました。
- ZEBRA Clip-on multi 1000
- 94回。同メカのClip-on multiとかなり差があります。
- ZEBRA Clip-on multi 2000
- 96回。Clip-on multiとは差が付きましたが、Clip-on multi 1000とは大差ありません。
- サクラクレパス Slimo
- 84回。JET STREAMに近い数値です。
- 無印良品 5色ボールペン・シャープペン付
- 94回。無印の旧型多機能ペンです。
- 無印良品 2WAYノックシャープペン・5色ボールペン・ニードル
- 91回。無印の新型多機能ペンです。2種類のノック方式での差はありませんでした。
- PILOT HI-TEC-C Coleto
- 95回。ジャンル違いですが飛び入り参加です。
- 三菱鉛筆 STYLE-FIT
- 101回。これも飛び入り。5色ホルダーでの結果ですが、3色ホルダーや単色ホルダーでも大差ない結果でした。
同じシャープペンシルメカを使っている製品でも結果に差が出たのは以外でした。
多くの製品で、連続してノックしていると意図せずリリースされる(シャープペンシルが引っ込んでしまう)ことがありましたが、ゼブラのClip-on multiはそのようなことがなく安定してノックできました。
リフィル切り替えの精度に関してはゼブラが優秀なようです。
ちなみに、一番ノックしづらかったのはSTYLE-FITの5色ホルダーです。
ノックレバーが小さくなで肩なので、指が痛くなり疲れました。