ぺんてる ビクーニャ ファーストインプレッション

ぺんてるの新製品、低粘性油性インクのビクーニャが、一部の店舗で先行発売されていました。
取り敢えず確保してきましたので簡単に紹介しておきます。

インクは黒、青、赤の3色。青と赤はインクと同色の軸色ですが、黒インクの軸色は6色のバリエーションがあります。
ベーシックな黒軸は既に売り切れていましたので取り敢えずオレンジ軸を買ってきました。
以前も書いた通りちょっと軸のデザインの主張が強すぎますね。
同じぺんてる製でも、海外向け主体のエナージェル・ユーロ等は落ち着いた雰囲気のデザインなのですが、国内向けだとデザイン過剰になってしまうようです。
先行する他社の低粘性油性インクボールペンも揃いも揃ってデザイン過剰ですので業界体質なのでしょうか。

まずは、お約束の分解。クリップの根元から分解出来ました。
軸の先端部にはバネが入っていますが、ちょっと振った程度では出てきませんでした。
リフィルはクリンプ付きで、直径約3mm、長さ約107mmでした。
汎用性の高い3mm径ですので他のボールペンへの移植は簡単だと思われます。
インクの充填率はあまり高くなく、リフィルの後端にはインクやワックスが入っていませんので、カットして長さを調整するのも簡単です。

肝心の書き味ですが、ぺんてるが満を持して投入するだけのことはあり流石に滑らかです。
ライバルのジェットストリームでは書き出しの掠れが発生することがありましたが、ビクーニャでは掠れは殆どありません。
しかし、インクのダマやボタ落ちが出やすいようです。
また、インクの粘性が低いためか、筆跡が太くなる傾向があります。
同ボール径のジェットストリームやアクロボールに比べると明らかに筆跡の線が太いです。
もっと細い0.5mmバージョンの投入を激しく希望します。

取り敢えず今日はファーストインプレッションということで、ここまで。
インクの発色や耐水性等のレポートは後日に改めてアップする予定です。