VICUNA モニターキャンペーン

本日2月22日正式発売のビクーニャですが、発売を記念して色々とキャンペーンが開催されています。
その一環として、Twitter上でモニターキャンペーンが開催されているのですが、運営方式が微妙に残念な仕様でした。
キャンペーンの内容は以下のようなものです。

  1. 公式アカウントである@Vicuna_Pentel不定期にキャンペーン開始の告知をTwitter上で行う。
  2. キャンペーン開始直後から先着10名(初回のみ先着20名)、@Vicuna_Pentelをフォローした人にビクーニャをプレゼント。
  3. キャンペーンは不定期で、初回は午前10時、2回目が16時、3回目が18時30分。

私が引っかかったのは、「応募条件が、所定のタイミング以降にフォローを開始した先着順」であると言う点です。
通常、企業のキャンペーン用アカウントであれば積極的にフォロアーを増やすよう働きかけるものです。
しかし、今回の場合はキャンペーが細切れで開催されたため、新規にフォローしようとする人は次回のキャンペーン開催のタイミングまで待つような力学が働いてしまいます。
フォロアーを増やすのを目指すのであれば、先着10名とか20名とかの少人数向けを細切れで繰り返すのではなく、500人とか1000人といった大人数を対象にして一気に増やすのを狙った方が良いでしょう。
あるいは、当選者数を増やせないのであれば、数日〜1週間等の期間を区切ってフォロアーを集め、期間内にフォロアーになった人全員を対象に抽選を行うのが良いと思います。
今回の方式では自らフォロアーの数にキャップをかけてしまう結果になっていますね。
また、キャンペーンの情報に注目したくても、応募条件が「キャンペーン開始の告知後の新規フォロー」ですのでキャンペーン開始前にフォローを開始する訳にいかず、自分のタイムラインにキャンペーン開始の告知が流れてこないという問題もあります。
これから応募仕様とする人がキャンペーン開始情報を知るためには、公式アカウントのページでリロードを繰り返す事になります。
Twitterのフォロー機能の本来の目的を考えると本末転倒の告知&応募方法になってしまっています。

過去にTwitter上で開催されたキャンペーンの例では、分度器ドットコムさんの、「キャンペーン告知のメッセージを期限内にRTすれば応募完了」という方式があります。
このキャンペーンの際にはかなりの速度で情報が伝播し、宣伝効果も大きかったようです。
一方で今回のビクーニャのキャンペーンでは殆ど情報の伝播が見られませんでした。
キャンペーン自体は歓迎なのですが、もう少し実施方法を工夫した方が良かったのではないかと感じました。
私もネット系の企業に勤務していますので、自社でTwitterを利用したキャンペーン等を実施する際には反面教師として参考にしたいと思います。