万年筆クロニクル

万年筆コレクターとして有名なすなみまさみち氏と万年筆画家の古山浩一氏の共著による、万年筆の歴史に関する書籍です。
昨年出た本ですが、流し読みしただけでしたので連休にじっくり読んでみました。

万年筆誕生までの歴史、黎明期〜黄金期を支えた数多のメーカーと名品の紹介、国内での万年筆導入初期の事情や国産3大メーカーの歩み等、初心者から愛好家まで幅広く楽しめる内容が満載です。
万年筆という趣味性の高い題材を扱いながら、過度な主観や思い入れを排した淡々とした文章で綴られている点も好感が持てます。
古山画伯の「万年筆で描いた万年筆画」の暖かく独特な味わいのある挿絵も必見です。

万年筆クロニクル

万年筆クロニクル