WILLCOM FORUM&EXPO 2008
会社の近くでやっていたので昼休みにちょっと覗いてきました。
一通りの展示は眺めてきましたが、やはり本命はD4と03のタッチ&トライイベントです。
時間が限られていたので第一印象のみになりますが…
- D4
- 重量感
- かなりずっしりした感触です。片手持ちは辛かったです。
立ったまま両手で持っての長時間操作は厳しいという印象でした。 - レスポンス
- 思ったより快適でした。
標準搭載のOutlookはご多分に漏れずもっさりした動作ですが、別途動作の軽いPIMソフトやエディタをインストールしておけばPDA的な運用も可能だと思われます。 - キーボード
- キーピッチは個人的にはぎりぎり許容範囲です。
Jornada 6xx/7xxユーザならキーピッチに関しては大きな不満は無いでしょう。
しかし、キーストロークが極端に浅く打鍵感も乏しいため、実用的な速度でのタッチタイプはかなり厳しいと思います。
(却って両手持ちでの親指タイプのほうが快適です。)
また、ファンクションキー(F1〜F12)が独立しておらずFnキーとのコンビネーションで実装されているため、ファンクションキーを多用するWindowsの操作は非常にフラストレーションを感じました。
- 03
- キーボード
- Advanced W-ZERO3[es]から若干の変更が加えられていますがあまり違和感は感じませんでした。
- 2モードイルミネーションキー
- タッチに反応してバイブレーターが動作し、クリック感が無いことを補っています。
タッチパネルの感度の調整も良好で、単なる携帯電話として使うなら十分に実用レベルと感じました。
カーソルキーモードとダイヤルキーモードの切り替えは右側面の電源キー短押しですが、縦持ちであれば切り替えに不便は感じません。
但し、横持ちでキーボードを使用する際には切り替えにもたつきがちです。
数字キーとアプリケーションキー等を頻繁に使用するような操作は厳しい印象です。 - レスポンス
- Advanced W-ZERO3[es]と体感では大きな差はありません。
微妙に軽快になったような気もする、という程度です。 - ケータイshoin
- 予測変換は思ったよりも賢い印象です。
ATOKとキーバインドが違うため、予測変換と通常変換の使い分け方が判らず苦労しました。 - その他
- ストラップホールが左下(縦位置時、横位置時には左上)にあります。
ストラップに取り付ける標準のスタイラスを使う場合に、スタイラス操作の際にストラップが画面左上を覆うことになります。
右利きの場合は左手で本体を持って右手でスタイラスを操作しますのでストラップが画面にかかって非常に鬱陶しく感じます。
但し、別途スタイラスを用意してストラップに取り付けないのであれば、右手でしっかりストラップをホールドできるのでAdvanced W-ZERO3[es]より安定感があるでしょう。
D4には故障で退役したJornada710に代わる「どこでも快適文章作成端末」を期待していたのですが、キーボードの出来はかなり期待外れです。
Jornada 6xx/7xx系やモバイルギア、シグマリオン等の往年のハンドヘルドPCのキーボードとは比較になりません。
03の2モードイルミネーションキーはかなり不安視していたのですが予想よりは良い出来でした。
フルキーボード操作時にテンキーやアプリケーションキーが操作し辛い不便さは03に限らずW-ZERO3シリーズ歴代機種全てに当てはまることでもあります。
フルキーボード側にもアプリケーションキーやWinキーがあれば多くの不満が解消されると思うのですが、なかなか改善されませんね。