ウォーターマン クルトゥール その後

先週のエントリーのその後の報告です。
気密性が低いキャップによるペン先の乾燥度合いを確かめるため、先日の3連休にオフィスのペン立てにペン先を上に向けて立てておきました。

約3日半放置していたことになります。
予想通り、ペン先は見事に乾燥してしまいました。
ニブだけでなくペン芯も乾燥している様子で、全く書けません。
なお、同条件で放置していたパイロットのボーテックスとペリカンのスタイルはすぐに書くことができました。
やはりクルトゥールはキャップの隙間の影響でペン先が乾燥しやすいようです。
ちなみに、その後キャップを閉めて1分程横にして置いておくと書けるようになりました。
今回は入れていたインクがフローが良くペン芯に詰まりにくいパイロットの色彩雫でしたので大事には至りませんでしたが、詰まり易い顔料系インクや古典ブルーブラックを入れるのはちょっと怖いですね。

ちなみに、先週末の時点ではコンバーターに満タンまでインクを吸入していたのですが、連休明けには5mm以上減っていました。
全く使用しなくても乾燥により1日1mm以上濃縮されていたことになります。
この調子でいけば、吸入したインクを使い切る頃にはかなり濃縮されてインクの色合いが変わってしまいそうです。
淡い色合いのインクを入れて濃縮されていく過程を楽しむのも一興かもしれません。
7月14日のエントリーでも書いた通り、多少キャップの気密性が低いペンでも特徴を理解した上で上手く扱えば実用上の問題はあまり起きませんし、ペンの個性として楽しむことも可能だと思います。
クルトゥールは低価格の割りに書き心地も良く、デザインも嫌いではありませんので、しばらく使い続けてみようと思います。
試しに入れてみた色彩雫の霧雨と相性が良さそうですのでこのまま使ってみる予定です。
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