セーラー 透明プロフェッショナルギアスリム その2

一昨日に引き続きプロギアスリムの透明バージョンです。

プロギアスリム・限定ブルーとの比較。
軸色以外は違いがないと思いきや、キャップエンドのリングの幅が違いますね。
限定ブルーは通常版と同じく大小2本のリングが施されており、太いリングはキャップエンドから若干離れていて端は樹脂が見えています。
一方、透明バージョンは幅の広いリングが1本だけです。
また、リングがキャップエンドまで到達しています。

天冠部もクリアパーツを多用しています。
さすがに碇のトレードマークは通常と同じパーツですが。

尻軸部は完全に透明です。
先日も書きましたが、天冠や尾栓にスモークパーツを使用しているカスタム74透明軸とは好対照です。

そのカスタム74との比較。同じ透明軸でもかなり雰囲気が違います。
どちらが良いか単純比較はできませんが、カスタム74は透明になってもオーソドックスな万年筆の雰囲気が色濃く残っているように思えます。
プロギアスリムのほうがカジュアルな印象を受けました。
さて、肝心の書き味ですが…
軸が透明になったところでニブは一緒ですので、お馴染みの書き味です。
実用重視の国産1万円クラスらしい、かっちりとした書き味です。
ペンポイントの研ぎはやや縦線よりも横線が太い、セーラーらしい仕上げです。
プラチナは逆に縦線が太く横線が細い平研ぎ気味、パイロットは縦横ほぼ同じ太さの丸研ぎ気味の傾向がありますね。
まだまだ暑い日が続きますので、涼しげな透明軸の万年筆で気分だけでも涼しさを味わってみようと思います。
…と言いつつ、年がら年中透けペンばっかり使ってますが(^^;
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