くらべて選ぶ手帳の図鑑

くらべて選ぶ手帳の図鑑

くらべて選ぶ手帳の図鑑

先日のエントリーにも書きましたが、手帳本の決定版と目されるムックが登場です。

実際に発売された2009年版の手帳をかき集めてレビューすると言う趣旨で、43メーカー164冊が紹介されています。
レビュー対象は綴じ手帳のみで、システム手帳は対象外です。
レイアウトによってレフト式、バーティカル式、セパレート式、見開き2週間式、1ページ1日(2日)、見開き1ヶ月の6章立て。
表記言語、六曜有無、時間軸の有無や長さ、記入欄の期間、便覧の内容、住所録の有無や別冊かどうか等、かなり細かな内容がまとめられています。
手帳選び初心者には非常に役に立つ本であることは間違いありません。

但し、個人的には物足りない点もいくつかあります。
確かに、情報量は膨大ですが、メーカーのWEBページで確認できる内容が大半です。
店頭で実際に手にとって確かめなければ判らない、厚さや重さ、カバーの質感等に関する情報が無いのが残念です。
更に欲を言えば、紙質についてもレビューして頂きたかったですね。
万年筆やローラーボールの愛好家としては、水性インクに対する許容性(滲みや裏抜け)が手帳選びの一つのポイントになるのですが、こればかりは店頭で試し書きする訳にも行きません。
実際に現物を手にしてレビューするのであれば是非この点も確認して欲しかったと思います。