蟲師 10

蟲師(10) (アフタヌーンKC)

蟲師(10) (アフタヌーンKC)

9ヶ月ぶりの新刊です。連載は終了しているので、一旦は最終巻になるのでしょうか。

光の緒
新しい生命を胎内に宿す事の神秘と母子の絆を描いた物語。
結末の唐突感がちょっと気になりましたが…
常の樹
樹齢千年の古木の記憶を宿した男の物語。
短編ながら、味わい深い結末です。
香る闇
面白かったんですが… 中盤の作画は工数削減じゃないですかね?
鈴の雫(前編・後編)
山のヌシに選ばれた少女の物語。
人間がヌシたり得るか、という問いは2巻収録の「やまねむる」以来です。
「やまねむる」とは大きく異なる結末を迎えますが、やはりそれは悲劇的でした。

賑やかし担当の化野先生は残念ながら出番無しでした。
また、今回も狩房家と「禁種の蟲」、薬袋家に関する話は無し。先が気になります。
定期的な連載は終了しても、何らかの形で続きが読みたいですね。