美篶堂 ハードカバーケースノート 紺

美篶堂は製本ノートを中心としたオリジナルステーショナリーを手掛ける工房です。
紙質、製本共に優れたノートで知られています。
美篶堂の人気商品の一つに、ハートカバーケースノートがあります。
木綿張りのかっちりとしたケース(表紙)に製本ノートを収めたものです。
「文具で楽しいひととき」で土橋さんが詳しくレビューされています。
みすず堂 ハードカバーケースノート
通常のカラーバリエーションは赤、黒、松葉、からし、サックス、にぶ桃の6色ですが、エイ出版のポータルサイト、サイドリバーとのコラボレーションで限定色のカバーが登場しました。

サイドリバー限定色といえばやはり紺。和風の渋い紺色です。
A5とB6の2サイズがありますが、ノート類はA系に揃えているのでA5を選びました。

表紙の中央には美篶堂の落款が空捺しされています。
主張しすぎない控えめな印が良いですね。

カバーの内側は墨色の紙張り。収められているリフィルも同色の表紙です。

カバーに収めるリフィルは無地、横罫、方眼の3種類が用意されています。
通常品は無地のリフィルですが、限定版は方眼のリフィルがセットされています。
個人的には方眼が一番好きなので、これは嬉しい仕様です。

クリーム色の目に優しい用紙に控えめなグレーの罫線が印刷されています。
使用されている用紙は万年筆と相性の良い帳票用紙。
滲みや裏写りが無く、インクの発色も悪くありません。非常に滑らかな書き味を楽しむことができます。

カバーからリフィルを取り外してみました。
製本は無紙綴じですが、一般的な無紙綴じにありがちな安っぽさは皆無で、非常に丁寧な職人の手作業が伺えます。

ノートの裏表紙の製本テープの隅に、落款が箔押しされています。
ハードカバーに収めてしまえば見えなくなる位置に押されているところに拘りを感じます。
使い勝手の良いA5サイズに5mm方眼ですので用途は選びませんが、造りの良さや上質の用紙の書き味を楽しむためにも、ゆっくりと落ち着いたときに使いたいノートです。

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