地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
- 作者: 細谷功
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2007/12/07
- メディア: 単行本
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趣旨としては「ビジネスマンのための数字力養成講座」と大同小異ですが、こちらのほうが更に踏み込んだ内容になっています。
フェルミ推定以外にも、思考法の代表的なフレームワークがいくつか紹介されており、どれもすぐに活用できるものばかりです。
- はじめに
- 第1章 「地頭力」とは何か
- 第2章 「フェルミ推定」とは何か
- 第3章 フェルミ推定でどうやって地頭力を鍛えるか
- 第4章 フェルミ推定をビジネスにどう応用するか
- 第5章 「結論から考える」仮説思考力
- 仮説思考のポイント
- 仮説思考で最も効率的に目標に到達する
- どんなに小さい情報からでも仮説を立てる
- 前提条件を決めて前に進む
- 限られた時間で答えを出す「タイムボックス」
- 仮説思考の留意事項
- 第5章のまとめ
- 第6章 「全体から考える」フレームワーク思考力
- 第7章 「単純に考える」抽象化思考力
- 抽象化思考力のポイント
- 抽象化とは「一を聞いて十を知ること」
- 「モデル化」でシンプルに考える
- アナロジーで考える
- 抽象化思考の留意事項
- 第7章のまとめ
- 第8章 地頭力のベース
- 第9章 さらに地頭力を鍛えるために
- おわりに
- 参考・引用文献
- フェルミ推定練習問題集
内容自体は概ね高評価なのですが、微妙に奇をてらったところがあるのが気になりました。
「ジアタマデバイド」なるひねりのない造語はちょっと痛いですし、そもそもタイトルからして「地頭を鍛える」のほうが日本語として違和感が無いのでは?
多分に主観やセンスに依存する部分ではありますが、読んでいて居心地の悪さを感じざるを得ませんでした。