ぺんてる GRAPH 600

そろそろ春の情報処理技術者試験が近付いてきました。
前回はノック不要のsun-star ノックフリーシャープステッドラー 900 25 ペンシルホルダーの組み合わせで受験しましたが、今回は芯に拘ってみることにしました。
筆圧を掛けなくてもしっかりした字が書けるよう、非常に濃い4Bの芯を使用予定です。
折れ難さとくっきりした筆跡を両立させたナノダイヤ芯を使うのですが、いかにナノダイヤといえども4Bともなるとかなり折れやすくなります。
しっかり芯をホールドしてくれる精度の高いシャープペンシルとセットで使うことにしましょう。

そこで選んだのがぺんてるのGRAPH 600。
名前の通り定価600円の製図用としては低価格帯の商品ですが、精度・質感ともに価格以上の出来栄えの良品です。

クリップはシンプルな構造で、取り外すことも可能です。
筆記時にペンを回転させる「手動クルトガエンジン」をやる場合には、外しておいたほうが回しやすいですね。

グリップ部は金属製で低重心化に寄与しています。
滑り止め効果は兄貴分のGRAPH 1000の、金属とラバーを組み合わせたグリップにはやや劣るかもしれません。
軽さと滑りにくさを優先するか、重心の低さを優先するか、難しいところですが、個人的には低重心のGRAPH 600と柔らかい4B芯の組み合わせは非常に気に入っています。

キャップには製図用MPのお約束の芯硬度表示窓がありますが、残念ながら4Bの表示はありませんでした。

キャップエンドには芯の太さ表示。
同じデザインの0.3mm版も存在します。

シャープペンシルの心臓部であるチャックは、金属製で高い精度のものが使用されています。
芯のホールド力が高く、筆圧を掛けても芯が引っ込むようなことはありません。

口金も金属製で低重心化に寄与しています。こちらも非常に精度が高い加工です。

長いガイドパイプが製図用であることを主張しています。
一般筆記の際にもペン先の見通しが良く、細かな字を書くのに適しています。

芯詰まり等のトラブルに備えて3本用意しました。
実際にはトラブルとは無縁の信頼性の高い製品ですが、色違いで揃えておけば気分転換に使い分けることができて楽しいですね。
特に、オレンジは製図用とは思えない大胆な色遣いで新鮮です。
定価は600円(+税30円)ですが、ディスカウントストアやホームセンターでは500円未満で売られています。
コストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。

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