5機能ペン比較 その4 クリップ
前回とよく似た紛らわしいタイトルですが、今回はクリップの比較です。
クリップオンマルチシリーズ
ゼブラのクリップオンマルチシリーズは、クリップに板バネが仕込んであるのが特徴です。
大きく開きやすく、繰り返しはさんでも壊れにくい、機能的なクリップです。
クリップオンマルチのクリップです。透明な樹脂製ですので、内部のバネが透けて見えています。
横から見たところです。U字型の板バネの構造がよく分かります。
クリップはリフィル切り替えレバーを兼ねています。
シャープペンシルに切り替えるためにクリップを押し込んだ状態です。
この状態から更にクリップを押すと、シャープペンシルがノックされます。
こちらはクリップオンマルチ1000です。
樹脂の色は違いますが、サイズや形状はクリップオンマルチと全く同じようです。
続いてクリップオンマルチ2000です。樹脂製から金属製に変更されています。
基本的な構造は同じですが、全体的に細くなりスマートな印象です。
横から見たところ。
クリップの先端と噛み合うように、ペン軸(本体)側に突起があります。
ポケット等から抜け落ちないように配慮されているのでしょうが、細いペンホルダーに挿す場合にはこの突起が引っかかり、抜き差しに苦労することがありました。
個人的には、もう少し角が丸いほうが使い勝手が良いと感じます。
シャープペンシルを繰り出した状態です。
クリップオンマルチや1000と比べるとクリップ上部が細く・薄くなっているので、ややノックし辛く感じます。
パイロット 4+1シリーズ
ドクターグリップ4+1です。
ペン本体が黒の場合は、クリップは黒い艶消し塗装の金属製です。
他の本体色では、クリップはクロームメッキの銀色で、本体と同じ色のワンポイントの装飾が入ります。
横から見たところです。微妙なカーブを描いたデザインです。全体的に薄く、凹凸も少ない形状です。
ペン軸本体側に三角形の突起があります。
ノックした状態です。ペン軸本体側にはもう一つ突起がありました。
クリップオンマルチ2000と同様、ペンホルダーから抜き差しする際にこの突起が引っかかり易いのが難点です。
また、クリップ上部があまり出っ張っていないのでノックし辛く感じます。
4+1ライトです。クリップの材質は樹脂製になっていますが、デザインはドクターグリップ4+1に似た雰囲気です。
横から見たところです。緩いカーブを描いたデザインはドクターグリップ4+1同様ですが、こちらのほうが厚みがかなり増しています。
ノックした状態です。クリップ上部が厚くなっているので、ノックの際に指を引っ掛けやすく、快適です。