WILLCOM経営危機?

つい先日、WILLCOMに関するネタを書いたばかりですが、19日に日経から気になる記事が出てきました。
取引金融機関に約1000億円の債務の返済期限延長を求める方向で最終調整に入ったとのことです。
事業再生ADR(裁判外紛争解決)手続きによる私的整理に入る方針とも伝えられています。
既存のPHSサービスは継続しつつ、経営再建を目指すようです。

一方でWILLCOMからは、報道を否定するプレスリリースが発表されました。
最近の動きを見る限り経営が厳しいのは事実でしょうし、火の無い所に煙は立たないと言いますが、どうでしょうか。

最近のWILLCOMは新規契約獲得に注力するあまり、既存利用者に対するサービスが疎かになっているという印象を受けています。
既存契約者の流出に歯止めがかかっていないようですし、新規契約も実際には既存契約者が一端解約して改めて契約しているパターンが少なくないのではないでしょうか。
回線サービスの向上は頭打ち、端末も1年以上前の製品の焼き直しばかりで魅力的な新製品は無し、という状態では経営危機を迎えるのも致し方ないでしょう。
何とか踏ん張って、CORE XGPサービスの早期拡充と魅力的な新型端末の発売を実現して欲しいと思います。