PILOT キャップレス・デシモ パールブルー(その2)

引き続きキャップレス・デシモ パールブルーの紹介です。

万年筆の心臓部であるニブは、非常に細長い形状です。

ペン芯はフィンの無いシンプルな形状。ニブにしっかり嵌め込まれています。

横から見たところです。非常に薄いペン芯です。
PILOTのニブは固いものが多いのですが、キャップレスのニブは非常に細いため、かなり柔らかいものになっています。
但し、上下にしなる柔らかさで、筆圧で切り割りが開くようなことはありません。

PILOTの看板モデル、カスタム74との比較です。ニブの細さがよく分かると思います。

インク供給はカートリッジとコンバーター両用式です。コンバーターはCON-20とCON-50が使用できます。
取り敢えず手元にあったCON-20をセットしてみました。
キャップレスは構造上シャッターの内側にインクが付着するため、洗浄が難しいという問題があります。
そのため、一度入れたインクを変えるのは好ましくないとされています。
どのインクを入れるか悩んだのですが、同じPILOT製の色彩雫「月夜」に決めました。
軸の色に合わせて鮮やかな青系を入れてみたいとも思いましたが、仕事でバリバリ使ってこそのキャップレスですので渋めの色に落ち着きました。
書き味はソフトで、PILOT特有のカリカリ感はあまりありません。サラサラとした心地よい筆記抵抗は有りますが、使い込んでいくと更に滑らかになるのではないかと期待しています。

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