三菱鉛筆 ユニボール ファントム

PILOTの人気商品、フリクションシリーズに対抗して、三菱鉛筆からも消せるゲルインクボールペンが登場しました。

いきなり全8色のカラーバリエーションを展開していますが、取り敢えず基本の3色セットを入手しました。

フリクションでは軸の後ろのゴムで擦って消しますが、ファントムではキャップで擦るようです。
フリクションでは、字を書くときにキャップを軸の後ろに付けると消せないという欠点があったので、ファントムではその問題点の解消を図ったのでしょう。

取り敢えずバラしてみました。
リフィルは所謂C-300系の形状です。C-300より長いのですが、後ろの黒いキャップを外すとC-300とほぼ同じ長さになります。
肝心の書き味やインクの「消え具合」ですが、初期のフリクションボールに近い印象です。
0.5mmのゲルインクボールペンなので書き味は滑らかです。
インクの発色が悪く筆跡が薄いのが気になります。初期のフリクションボールでも同様の問題がありましたね。
熱により色が消えるインクを使用しているのもフリクション同様です。
色が消える温度はフリクションと同じ60℃、消えた色が復活する温度は0℃です。
フリクションは-10℃で色が復活するので、低温に対してはフリクションより過敏と言えます。

ちなみに、ライバルのフリクションボールは昨年末頃から新製品が出ていますね。

初期のウルトラマンっぽいデザインから、落ち着きのあるデザインに変更されています。
インクの発色も初期型より良いようです。
人気分野への貪欲な参入は三菱鉛筆ならではですが、先行するフリクションボール着実に先に進んでいるようです。
適度な競争によりより良い新製品が登場することに期待したいと思います。

[rakuten:houjou-kyouzai:10005114:detail]