Lapita ALWAYS

日頃使わないペンを放り込んでいるペンケースを整理していたら、懐かしいものが出てきました。

小学館の雑誌Lapita(ラピタ)の2008年1月号(2007年12月6日発売)の付録の万年筆です。
映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」のポスターをイメージした、夕焼け雲の色をモチーフにしたカラーリングです。

本体サイズは全長90mmに満たない、非常に小さなペンです。
カートリッジはヨーロッパタイプですが、胴軸が短く一般的なコンバーターは装着できません。
モンテベルデのコンバーターなら一応装着できますが、ピストンを動かす余地がなくインクの吸入は実質的に不可能です。

キャップ装着時は全長123mm程度。
一応、筆記には十分なサイズになります。
個体差かもしれませんが、キャップの固定が甘くぐらぐら動いたり回ったりします。

ニブにはS34の刻印。
映画の舞台となった昭和34年を表しているようです。
ペンポイントは滑らかに仕上げられており、ニブは厚みが薄く柔らかなタッチです。
雑誌のおまけにしてはまともな書き味でした。
軸が黄銅製ですのでサイズの割りに重量感があります。
付録付きの1月号はかなり長い間店頭で見かけた記憶がありますが、売行きはどうだったのでしょうか?
Lapitaは過去3年連続で万年筆を付録に付けていますが、今年の年末に発売される2009年1月号はどうなるか気になります。