分析力を武器とする企業 強さを支える新しい戦略の科学
- 作者: トーマス・H・ダベンポート,ジェーン・G・ハリス,村井章子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2008/07/24
- メディア: 単行本
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ビジネスにおけるデータ活用の有効性が、多くの具体例を挙げて紹介されています。
- 序
- 謝辞
- 第一部 分析力を武器とする企業の特徴
- 第一章 データ分析で競争に勝つ
- 分析の骨格
- なぜ分析力が武器になるのか
- データ分析はどのように発展してきたか
- 分析か直観か
- データ分析のお手本はプロスポーツ界にあり
- 本書の構成
- 第二章 こんな企業が分析力を武器にしている
- 分析力を武器にする企業の特徴は
- 第一の特徴―分析力が戦略的優位のベースになっている
- 第二の特徴―分析に組織を挙げて取り組んでいる
- 第三の特徴―経営幹部が分析力の活用に熱心である
- 第四の特徴―分析力に社運を賭け戦略の中心に据えている
- 分析力を競争優位に育てるために
- 第三章 データ分析を業績に結びつける
- データ分析は高い業績につながるか
- 分析力は持続可能な競争優位となりうるか
- データ分析は政府機関でも活用されている
- 分析サービスを提供する
- しかし分析は万能ではない
- 第四章 社内へデータを活用する
- 財務への応用
- 決算報告
- EPMとスコアカード
- コスト管理
- M&A
- 製造・品質管理への応用
- 研究開発への応用
- 人事への応用
- 第五章 社外へ向けてデータ分析を活用する
- 第二部 分析力を組織力にする
- 第六章 分析力活用のためのロードマップと組織戦略
- 第一ステージ
- 分析力の評価と戦略目標
- ファスト・パスとスロー・パス
- 第二ステージ
- Aパルプのケース
- 第三ステージ
- Bバンクのケース
- 第四ステージ
- Cコンシューマーのケース
- 第五ステージ
- 目標達成までの三つのアドバイス
- 進捗状況を確認する
- 優先順位を決める
- 落とし穴を避ける
- 第七章 分析力を支える人材
- 第八章 分析力を支える技術
- ビジネス・インテリジェンス・アーキテクチャーの構成要素
- 1.収集および管理
- 分析力で勝負するために重要なのはどのデータか
- データをどこで入手するか
- 必要なデータ量はどの程度か
- どうすればデータの質を高められるか
- 収集から破棄までのプロセスをどう管理するか
- 2.変換
- 3.保存
- 4.分析
- 5.表示
- 6.運用
- 第九章 分析競争の未来
- 技術から始まる変化
- 人から始まる変化
- 組織戦略から始まる変化
- 分析力を武器とする企業の未来
- 原注
主題はBI(Business Intelligence)ですが、具体的な方法論については主要なツールの簡単な紹介にとどまっています。
むしろ、BI活用のための組織論に重点が置かれていました。
これ一冊でBIの入門書とするのは正直厳しいですが、少なくとも「その気」にさせる効果は感じます。
元々興味のある分野ですので、他の書籍もあたってもっと掘り下げてみたいと思います。