リフィル選択型多色ペン比較 その3 インクの量

多色ゲルインクボールペンの欠点として、インクの消費が激しいことが挙げられます。
元々多色ペン用のリフィルは細く短いため、インクの量が少ない傾向があります。
また、ゲルインクはゲル化剤で嵩が水増しされたような状態になっていますので、油性インクに比べるとインクの減りが早くなります。
そのため、ゲルインクの多色ボールペンは非常にインクの減りが早くなってしまいます。
リフィル交換の手間を省く意味でも、経済的な意味でも、できるだけインクの量が多いリフィルを選びたいのですが…

HI-TEC-Cコレト、スリッチーズ、STYLE-FITのリフィルを、ペン先の位置を揃えて並べてみました。
手前から順に、STYLE-FIT、コレト、スリッチーズです。
一見するとSTYLE-FITが一番インクの量が多く、スリッチーズが一番少ないようです。
しかしよく見ると、ペン先のパーツの長さがかなり違うようです。

今度はペン先パーツの根元の位置を揃えて、純粋にインクが入っている部分のみの長さを比較してみました。
3種類とも殆ど同じですね。若干差がありますが、個体差で収まる程度の違いです。
リフィルの内径が同じだと仮定すると、インクの量は3種類とも大差なさそうです。
ちなみにインクが入っている部分の長さは、54〜55mm程度でした。

[rakuten:houjou-kyouzai:10000744:detail]