リフィル交換型多色ペン比較 その4 インクの消費量
コレトとスリッチーズ、STYLE-FITではインクの量に大差がないと言うことが判りましたが、実際に筆記できる長さには違いはないのでしょうか。
インクの量が同じでも、インクの消費量はボールの直径やインクの粘性で違ってくるはずです。
以下、実際に試してみた結果です。
試験方法は原始的で単純です。
1mm方眼紙にひたすら直線を引き、合計5メートルの長さの線を引く前後でリフィル内のインクがどれくらい減ったかを確認しました。
測定は定規を当てて目視で行ったので精度はあまり高くありません。
また、インクの消費量は紙質や筆圧でも左右されますので、あくまでも相対比較の参考として見てください。
コレト0.3mm | コレト0.4mm | コレト0.5mm | |
消費量 | 約2mm | 約3mm | 約4mm |
スリッチーズ0.3mm | スリッチーズ0.4mm | ||
消費量 | 約1.5mm | 約2mm | |
STYLE-FIT 0.28mm | STYLE-FIT 0.38mm | STYLE-FIT 0.5mm | |
消費量 | 約1.5mm | 約2.5mm | 約3mm |
同じ太さで比較すると、インク消費量は コレト>STYLE-FIT>スリッチーズ という結果になりました。
実際に書いた線を見ても、コレトが一番太く、スリッチーズが一番細くなりました。
但しスリッチーズはフローが安定せず、線が掠れることもあれば非常にくっきりした線が書けることもあります。
筆記角度によってもインクの出方がかなり変わるようです。
書き方次第ではスリッチーズのインク消費量はもっと大きくなる可能性があります。
コストパフォーマンスだけを考えればスリッチーズが一番手ですが、インク消費量は書き味にも大きく関わり、インク消費が激しいリフィルほど書き味が良い傾向があります。