Evernote 手書きメモ

昨日に引き続きEvernoteのファーストインプレッションです。
今回はインクメモ(手書きメモ)を使ってみました。

新規メモを開くと黄色い背景に薄いグレーの罫線が表示されます。リーガルパッドっぽいですね。
国産ソフトとは違ったセンスです。

横画面に切り替えると何故か罫線の間隔が広くなります。

メニューからペンの種類が選択できます。万年筆のアイコンがあるのに興味津々。
どうやらカリグラフィーペンのようです。

線の太さの選択。ペンの種類に関わらず太さの設定は共通です。
鉛筆とカリグラフィーはともかく、消しゴムの太さは別に保存したいところですが…

色の選択。デフォルトは青でした。
黄色い紙に青いインクで書き込むというのがデフォルトというのも、国産ソフトでは考えられないことですね。
万年筆で青系インクを常用しているので、個人的には嬉しい仕様ですが。

線の比較です。上段が鉛筆、中段がカリグラフィー。
カリグラフィーと言うからには縦横で太さが違うのかと思いきや、水平線と垂直線では差はありませんでした。
線の太さは45度に傾けると顕著です。
右上がりの線は細く、右下がりの線は太くなります。
下段の下手糞な「永」は左が鉛筆、右がカリグラフィーです。

再度横画面に切り替えたときに、罫線幅が変化する原因が判りました。
ノートの論理的な横解像度は常に一定で、実際の画面サイズに応じて拡大・縮小されていたのでした。
そういえば、縦スクロールバーはありますが横スクロールバーはありませんね。
沢山文字を書きたい場合は横方向のほうが良さそうです。

さて、ペンを消しゴムに切り替えて下手な字を消すことにします。
前述の通り消しゴムの太さもペンと共通ですのでちょっと面倒です。
デフォルトで2段階くらい太くしておいてくれると良いのですが…

ちょwwwおまwwwww罫線まで消えたwwwwwww
消しゴムと言いつつ、地の色と同じ線で上から塗りつぶしてるんでしょうか?
このあたりの大雑把な処理も国産ソフトではあまり例を見ません(^^;

まとめて広い範囲を消したい場合は消しゴムではなくナイフツールを使ったほうが便利です。
ナイフアイコンを選択して、消したい範囲を囲います。
切り取り線に触れた筆跡や囲まれた筆跡がまとめて消せます。

範囲選択は投げ縄ツール。ナイフと同じように対象を囲んでやると…

このように範囲選択されます。この状態でドラッグ移動やコピーができます。
残念ながら、リサイズや縦横比の変更などの変形には対応していないようです。

ちょっと癖はありますが、十分実用レベルで使える手書きメモツールです。
タッチへの追従性にも問題ありませんでした。
但し、サーバに保存済みのインクノートの再編集はこのクライアントソフトでは出来ないようです。
テキストの再編集は出来るので、将来的なバージョンアップでインクノートの再編集にも対応して欲しいですね。