ロジクール TK700 キーボードケース for iPad2

昨日に引き続き、キーボードの紹介です。
今回はiPad2専用の、Logitech(ロジクール) TK700 キーボードケース for iPad2です。

キーボードとしての仕様は、79キーの英語配列で、キー同士が独立したアイソレーション型になります。
最上段にはiOSの各種機能に対応した特殊キーが並んでいます。
左から順に、ホーム、検索、スライドショー、ソフトウェアキーボードの表示/非表示、カット、コピー、ペースト、前のトラック、再生/一時停止、次のトラック、ミュート、音量ダウン、音量アップ、iPadのロック/ロック解除。
更に最下段左端には入力言語の切替キーも用意されています。
iPad本体のホームボタンを操作しなくてもアプリの切替が可能なのはかなり快適です。
また、ホーム画面の1ページ目以外(2ページ目以降やアプリの画面)から直接検索画面に切替ができます。
これは本体だけでは出来ない操作ですね。

バッテリーは内蔵で取外しや交換は不可です。
公称の連続稼働次回は1時間40分、バッテリー寿命は1ヶ月とされています。
連続稼働時間に不安を感じるのであれば、外付け用のバッテリーを併用した方が良いかも知れません。
USB充電用のケーブルが付属していますし、充電端子は汎用的なUSB micro-B型ですので、市販の充電ケーブルの利用も可能です。

このキーボードの最大の特徴は、iPad2のスタンドと、液晶画面を保護するカバーを兼ねている事です。

iPad2と組み合わせると、さながらノートPCのような姿になります。
(写真では横置きですが、縦置きも可能です。)
スタンドとしての使用時は、iPad2の角度は約60°で、机上でのタイピングに適しています。
但し、角度調整は出来ないので、膝の上などで使う際にはちょっと画面が見辛いかもしれません。

カバーとして使用している状態では、全体の厚さは約19mm、重量は実測で約950gでした。
手にしてみるとずっしりと重く、厚さもかなり増したように感じます。
しかし、実際には厚さは先日紹介したカバーを着けた状態とほぼ同じです。
重量も、キーボード込みと考えれば、合計では却って軽くなります。

打鍵感は良好で、長文の入力にも耐えられるレベルだと感じました。
ケースの縁が手のひらに当たるのが若干気になりますが、机上で使う限りでは許容範囲です。
どうしても気になる場合は、パームレスト等を併用すれば違和感は軽減できると思います。


キーボードの底面は完全に平面で、滑り止めのゴム足等はありません。
使用中に滑って使いにくいような事はありませんが、擦り傷が付きやすいのが気になります。
また、カバーとして見た場合、iPad2本体の液晶面の保護は万全ですが背面は無防備です。
屋上屋を重ねるような事になりますが、キーボードとiPad2全体を保護する袋やケースの併用も検討の余地がありそうです。

細かな不満点はあるものの、iPad2用のキーボードとしてはかなり使いやすい部類に入ると思います。
特に、iOSの機能に対応した特殊キーは、汎用キーボードと比較して大きなアドバンテージになります。
価格は、定価は8,980円と割高ですが、Amazonでは6,500円前後で販売されており、汎用のBTキーボードとカバーの合計額と比較すれば十分にリーズナブルと言えるでしょう。

LOGICOOL ワイヤレス Bluetooth 3ボタン? TK700

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