フランス生まれのブロックメモ RHODIA その魅力と活用術
フランス生まれのブロックメモ RHODIA その魅力と活用術
- 作者: 戸田覚
- 出版社/メーカー: ソシム
- 発売日: 2011/04/21
- メディア: 単行本
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最近はモレスキンは全く使っていませんが、ロディアはよく使っていますので、「活用術」に期待して読んでみました。
まずは目次の紹介から。
- 序章 なぜロディアを好きになるのか? 〜こだわっている人たちの使いこなし
- 第1章 ロディアの秘密を探る 〜ロディアが愛される理由とは
- 2章 ロディアを好きな理由 〜ブロックメモの使い方は人それぞれ
- 第3章 ロディアを活用する 〜仕事を、人生を豊かにするメモ
- 特殊サイズのブロック�8を好きな理由
- 書ける量がちょうどよく鞄への収まりも最良
- こんなロディアがお薦め A5ノートも使いやすい
- ブロックロディアは表紙を折るのが基本中の基本だ
- 裏面の効果的な使い方
- アナログだから使いやすいことも ロディアを「切るToDo」に
- 万年筆だけでなく消せるペンにも最適だ
- 切る使い方を知り切る快感を満喫する
- ドッグイヤーはもちろん便利 耳にも書けるのがミソ
- 名刺代わりにスタンプを押しておくと大活躍
- 締め切りを守らせるには期限を書いて渡す
- メモは2つ折りにすると秘密っぽく渡せる
- 旅行用に1冊�11を用意しておくと便利だ
- ロディアはいざというときに定規にもなってくれる
- スキャンやコピーのために薄い色の罫線を探す
- 罫線ではないドットパッドはコピーに最適
- デジタルとアナログの使い分け メモはまだまだアナログが良い
- ロディアをスキャンする 過去のメモも全部蓄積できる
結論から言ってしまうと、かなり期待外れでした…
第2章のインタビューは表層的で今一つの感じで、第3章の活用術も、目新しさは殆どありません。
唯一、第1章の工場取材やロディアの歴史は多少は楽しめました。
ロディアの罫線はロットによって色の濃さがまちまちなのですが、その理由が判ったのは一つの収穫です。
罫線用のインクを薄める際に、目分量でやっているので濃さが毎回変わってしまう、というのはいかにもフランスっぽくて笑ってしまいました。
全編を通して感じた事は、著者のロディアに対する愛情があまり伝わって来ない事です。
ロディアを愛用する理由も、結局のところは、舶来のちょっと高価な物を使う事に対する優越感にあるのではないかと感じさせられました。