フランス生まれのブロックメモ RHODIA その魅力と活用術

フランス生まれのブロックメモ RHODIA その魅力と活用術

フランス生まれのブロックメモ RHODIA その魅力と活用術

昨日はモレ本の紹介でしたが、今日はロディア本です。
最近はモレスキンは全く使っていませんが、ロディアはよく使っていますので、「活用術」に期待して読んでみました。

まずは目次の紹介から。

  • 序章 なぜロディアを好きになるのか? 〜こだわっている人たちの使いこなし
    • 歴史から紙へのこだわりまで ロディアの秘密をフランスで徹底検証
    • 「紙の製造は料理のレシピと同じだ」 ロディア製紙工場でノウハウを見学
    • ロディアの製造工場では表紙を綴じるノウハウがすごい
  • 第1章 ロディアの秘密を探る 〜ロディアが愛される理由とは
    • センスの良い人が愛してやまないブロックメモ「ロディア」とは
    • ロディア製品ラインアップ
    • ロディアの魅力はどこにあるのかフランスにて秘密を探る
    • 製紙からの一貫工程で実現 紙質が良く書きやすいロディア
    • ロディア75年の歴史を探る いかにしてブロックメモはできたのか
    • ロディアの秘密に迫る あの方眼は? オレンジの表紙の意味は?
    • ロディアはなぜ書きやすくにじまないのか メモにとって最良の紙の秘密
  • 2章 ロディアを好きな理由 〜ブロックメモの使い方は人それぞれ
    • デジタルに傾倒する作家もロディアを愛用する
    • フランスのスタッフはやはりおしゃれに使っていた
    • 気鋭の空間デザイナーはあえて横に書いていく
    • メモはすべて切り離して缶に保管 並べ直してアイデアを作り出す
    • 見ているだけでうらやましくなるプロイラストレーターのメモ帳
    • モデル兼デザイナーが愛するロディアにはイラストが満載
    • ロディアはどのように売れているのか専門店にインタビュー
    • ネット通販の定番文具店にロディアの売れ行きを聞いてみた
    • 世界の文具店でもロディアは売れているフランスは当然として韓国でも発見
  • 第3章 ロディアを活用する 〜仕事を、人生を豊かにするメモ
    • 特殊サイズのブロック�8を好きな理由
    • 書ける量がちょうどよく鞄への収まりも最良
    • こんなロディアがお薦め A5ノートも使いやすい
    • ブロックロディアは表紙を折るのが基本中の基本だ
    • 裏面の効果的な使い方
    • アナログだから使いやすいことも ロディアを「切るToDo」に
    • 万年筆だけでなく消せるペンにも最適だ
    • 切る使い方を知り切る快感を満喫する
    • ドッグイヤーはもちろん便利 耳にも書けるのがミソ
    • 名刺代わりにスタンプを押しておくと大活躍
    • 締め切りを守らせるには期限を書いて渡す
    • メモは2つ折りにすると秘密っぽく渡せる
    • 旅行用に1冊�11を用意しておくと便利だ
    • ロディアはいざというときに定規にもなってくれる
    • スキャンやコピーのために薄い色の罫線を探す
    • 罫線ではないドットパッドはコピーに最適
    • デジタルとアナログの使い分け メモはまだまだアナログが良い
    • ロディアをスキャンする 過去のメモも全部蓄積できる

結論から言ってしまうと、かなり期待外れでした…
第2章のインタビューは表層的で今一つの感じで、第3章の活用術も、目新しさは殆どありません。

唯一、第1章の工場取材やロディアの歴史は多少は楽しめました。
ロディアの罫線はロットによって色の濃さがまちまちなのですが、その理由が判ったのは一つの収穫です。
罫線用のインクを薄める際に、目分量でやっているので濃さが毎回変わってしまう、というのはいかにもフランスっぽくて笑ってしまいました。

全編を通して感じた事は、著者のロディアに対する愛情があまり伝わって来ない事です。
ロディアを愛用する理由も、結局のところは、舶来のちょっと高価な物を使う事に対する優越感にあるのではないかと感じさせられました。