PILOT ボーテックス 万年筆＆ゲルインキボールペン比較

まだまだボーテックスの話題が続きます。

ゲルインキボールペンと万年筆を並べてみました。
胴軸のサイズは全く一緒です。
首軸根元からペン先までのサイズもほぼ同一。
軸の太さも同じようです。

胴軸部をよく見ると、ゲルインキボールペンはキャップ勘合用の溝があり、万年筆は代わりにネジ山が切ってあります。
ちなみに、キャップ側にはどちらもネジ山が切ってあり、区別がつきません。
キャップはどちらも共通のようです。
ということは…

昨夜までのネタで察しの良い方はお気付きかもしれませんが、ボーテックス万年筆を嵌合式に改造することができます。

改造といっても、万年筆とボールペンの胴軸パーツを入れ替えるだけです。
キャップは共通ですし、首軸〜ペン先までの長さも変化しませんので加工は一切不要です。
リスクとしては気密性の低下が考えられますが、私が試した限りではペン先の乾燥等の不具合は起きませんでした。
ボーテックス万年筆の最大の不満点であったキャップ開閉の煩わしさが解消し、使い勝手がかなり改善されました。
二軍落ちしていたボーテックスも、これで一軍復帰を果たしました。
一方のゲルインキボールペンが犠牲になってしまいましたが、一応ネジ式キャップでちゃんと使えてはいます。
キャップの開閉が面倒で我慢できなくなったら、リフィルだけ別のノック式BPに移植して再利用するつもりです。