LAMY noto リフィル換装

昨日に引き続き、LAMYの油性ボールペン noto です。
お約束のリフィル換装にチャレンジしました。
油性ボールペンのリフィル交換と言えばジェットストリームが定番ですが、先駆者の報告によると一筋縄では行かないようです。
ジェットストリーム以外では、LAMYのM16との交換用ではPILOTのA-INK(BRFN-30)が良く使われていますが、notoの場合は軸の先端が細いのでA-INKでは引っかかってうまくノックできません。

色々と検討の結果選んだのは、三菱鉛筆のパワータンク。
加圧式リフィルが使用されていて、上向きでも筆記できる特製があります。
濡れた紙にも書けるし、無重力の宇宙空間でも書ける優れものです。
ジェットストリームのような滑らかさはありませんが、加圧式ゆえに文字の掠れは殆ど発生しません。
パワータンクシリーズには何種類かリフィルのバリエーションがありますが、今回使用するのは金属性のSJP7.24芯です。
リフィルだけでなくバネも流用するので本体ごと用意しました。

LAMYのM16とパワータンクのSJP7.24の比較です。
パワータンクのリフィルは先端の細くなっている部分が長いので、先端部の細いnotoの軸でも引っかかることが無くノックできます。
但し、notoには入っているスプリングでは長さが合わないので、パワータンクの軸からスプリングを外してリフィルと一緒に移植します。

長さを揃えるために下駄を用意しました。
下駄は適当な太さの円筒なら何でも良いのですが、加工がしやすい樹脂性の物が良いでしょう。
今回は使い切ったゲルインクボールペンのリフィルを切断して使用しました。
なお、notoの口金の穴はかなり細く、そのままではパワータンクのリフィルが引っかかってしまいます。
リフィルを細く加工するのは難しいので、口金の穴を拡張することにします。

プラスティック用の丸棒やすりです。
これを口金の内側から差し込んで…

グリグリと穴を削って拡張します。
削りすぎてしまうとペン先がガタ付いて書き味が悪くなってしまいます。
リフィルを差し込んで穴の大きさを確認しながら、少しずつ慎重に削りましょう。

拡張が終わったら、下駄とリフィルをセットして換装完了。
M16と比べると書き味は格段にアップしました。
(ちなみに、下駄の長さや口金の穴の大きさを調整すればカランダッシュのゴリアットリフィルも使えます。)
なお、この記事は改造を推奨するものではありません。
この記事を参考に改造を行う場合は、あくまでも自己責任でお願いします。

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