プラチナ アフェクション万年筆 その2
昨日に引き続き、プラチナの低価格万年筆、アフェクションの紹介です。
こんどはオレンジです。
ネットオークションで安く入手しました。
通常はサービスで付けてくれる筈のインクカートリッジが付いていなかったのですが、代わりにペンシースが付いてきました。素材は合皮っぽいです。
メタリック塗装の場合は胴軸と首軸の質感の違いが気になりましたが、オレンジのソリッドカラー塗装の場合はあまり気になりません。
この個体はニブの調整は良好で、最初からプラチナらしい絶妙なフローが味わえました。
しかし、キャップと首軸の嵌め合わせが緩く、キャップがクルクル回ってしまいます。
インナーキャップがあるので乾燥して書けなくなるといった実害はありませんが、決して良い状態とは言えませんね。
やはり、プラチナは他の国産メーカーに比べて製品の精度が低いようです。
プラチナのプレピーを何本か持っていますが、ニブの個体差が激しく、線の太さにかなりの違いがありました。
これが、例えばPILOTなら、500円のペン習字ペンでもきっちり高い精度で個体差無く仕上げています。
このあたりは企業体力の差なのかもしれません。
精度に関する不安はあるものの、プラチナらしい面白いペンだとおもいます。
PILOTの色雫のような滲みやすいインクでも、控えめのフローのおかげで細い字が書けるのは有難いです。