プラチナから顔料インク2色

プラチナ万年筆から、顔料インクの新色が登場しました。
ブランセピアとローズレッドの2色です。既存のカーボンとブルーと合わせて4色のラインナップになりました。


超微粒子 水性顔料インク(ブランセピア)(ローズレッド)の二色を新発売。

思い出を永遠に。懐古趣味の貴方に、セピアカラーで退色する事なく、
書いた時そのままの色で保存する。


プラチナ萬年筆株式会社(本社:東京 社長:中田俊也)では、耐光性、耐水性に非常に優れ濃度の高い水性顔料インク(ブラック, ブルー)を販売しておりますが、今回新しく懐古趣味の方が、思い出と共に書き綴る日記や作品を色あせずに保存できる水性顔料インク『ブランセピア』を3月 15 日より発売致します。レトロな雰囲気を演出するセピアカラーはこだわりの色調合で完成し、超微粒子の顔料インクにより発色が良く速乾性があります。一度乾くと耐水性を有し水に濡れても滲まず、しっかりと書いた文字が残ります。耐光試験においては48 日間の紫外線照射テストで染料インクは約40%退色しますが、顔料インクはほとんど退色しません。又、耐水試験では染料インクは水で消えてわずかに色が残る程度ですが、顔料インクは、ほぼ消える事なく変化はありませんでした。書いた文字の風合いの良さからも顔料インクの人気が高まりつつある中、新色を追加する事により色の選択肢を増やし、顔料インクの良さを更に実感して頂きたいと思っております。優しさのある明るいピンク系のローズレッドインクも同時に発売致します。
又、顔料インクの長所でもある、速乾性は逆に使い方を誤るとインク詰まりを起こしてしまいます。
これに対応する「インククリーナーキット」を今後発売予定です。このキットを使用すればインク詰まりをほぼ解消できるほか、現状のインクを使い切った後、洗浄して同じ万年筆で違う色を使用できますので、よりインク選びがお楽しみ頂けます。


サンプルを見ると、セピアは癖の無い無難な色ですね。ローズレッドはピンクに近い明るい色です。
顔料系4色の中では、ブルーとセピアが個人的には惹かれます。

PILOTの色彩雫とセーラーの色織々のように、他の国内メーカーは多色展開に力を入れていますが、プラチナは顔料インクのラインナップ拡充で対向する方針でしょうか。
(セーラーは極黒、青墨の顔料系も出しているので両面展開ですが。)
二番煎じ、三番煎じで追従するよりは、他社とは違った独自の方針で頑張ってくれるほうがユーザーとしては歓迎です。
この勢いで、是非緑系も出して欲しいですね。
また、今後発売予定の「インククリーナーキット」も気になります。
ロットリング洗浄液に代わる物になるのではないかと期待しています。