ビジュアライジング・データ ―Processingによる情報視覚化手法

ビジュアライジング・データ ―Processingによる情報視覚化手法

ビジュアライジング・データ ―Processingによる情報視覚化手法

Javaベースの統合開発環境「Processing」を用いた情報視覚化についての解説書です。
Processingの概要、データ収集手法、様々な視覚化手段、対話的な情報視覚化手法等について、豊富な実例を交えながら解説されています。

  • 日本語版に寄せて
  • 監訳者まえがき
  • まえがき
  • 1章 情報視覚化の7ステップ
    • 1.1 データ表示には計画が必要
    • 1.2 プロセスの適用事例
    • 1.3 反復と協同
    • 1.4 基本原則
    • 1.5 さて次は
  • 2章 Processing入門
    • 2.1 Processingでスケッチする
    • 2.2 成果物のエクスポートと配布
    • 2.3 サンプルプログラムとリファレンス
    • 2.4 メソッド
    • 2.5 スケッチとスクリプト
    • 2.6 ではいよいよ
  • 3章 マッピング
    • 3.1 地図を描く
    • 3.2 地図上の位置
    • 3.3 地図上のデータ
    • 3.4 独自のデータを使う
    • 3.5 次のステップは
  • 4章 時系列
    • 4.1 ミルクと紅茶とコーヒー(データ収集、解析)
    • 4.2 データ表を整理する(フィルタリング、マイニング)
    • 4.3 シンプルなプロット表示(表現、精緻化)
    • 4.4 データセットを表すラベルを付ける(精緻化、インタラクション)
    • 4.5 軸ラベルを付ける(精緻化)
    • 4.6 適切な表現を選ぶ(表現、精緻化)
    • 4.7 ポップアップテキストを使って各データポイントの詳細を表示する(インタラクション)
    • 4.8 データポイントのつなぎ方を工夫する(精緻化)
    • 4.9 タブ付き区画としてのテキストラベル(インタラクション)
    • 4.10 データセット間の補間(インタラクション)
    • 4.11 時系列のまとめ
  • 5章 関連と相関
    • 5.1 データソースの切り換え
    • 5.2 プロジェクトの由来
    • 5.3 前処理
    • 5.4 前処理を終えたデータを使う(データ収集、解析、フィルタリング、マイニング)
    • 5.5 結果を表示する(表現)
    • 5.6 問いに立ち返る(精緻化)
    • 5.7 洗練されたソート処理:同等の場合に年俸を使う(マイニング)
    • 5.8 複数の日付に対応する(インタラクション)
    • 5.9 インタラクションを円滑にする(精緻化)
    • 5.10 運用面の対策(データ収集、解析、フィルタリング)
  • 6章 散布図
    • 6.1 前処理
    • 6.2 データをロードする(データ収集、解析)
    • 6.3 郵便番号の場所を点で描く(マイニング、表現)
    • 6.4 キー入力に応答して強調表示する(精緻化、インタラクション)
    • 6.5 該当する場所の情報を表示する(精緻化)
    • 6.6 明るさを徐々に変える(精緻化)
    • 6.7 ズーム機能(インタラクション)
    • 6.8 ズームモードのときの表示を変える(精緻化)
    • 6.9 運用上の問題(データ収集、精緻化)
    • 6.10 次なるステップへ
  • 7章 木構造、階層、再帰
    • 7.1 再帰を使ってディレクトリの木構造を組み立てる
    • 7.2 キューを使って非同期でロードする(インタラクション)
    • 7.3 ツリーマップとは
    • 7.4 最大のスペースを占めているファイルは?
    • 7.5 フォルダの内容を表示する(インタラクション)
    • 7.6 ツリーマップの表示を改善する(精緻化)
    • 7.7 ファイルをナビゲートする(インタラクション)
    • 7.8 次なるステップへ
  • 8章 ネットワークとグラフ
    • 8.1 簡単なグラフの例
    • 8.2 複雑なグラフを描く
    • 8.3 ネットワーク表現再考
    • 8.4 高度なグラフの例
    • 8.5 さらなる情報のマイニング
  • 9章 データ収集
    • 9.1 どこにデータを探すか
    • 9.2 インターネットからデータ収集するためのツール
    • 9.3 Processingで使うファイルの場所
    • 9.4 テキストデータをロードする
    • 9.5 ファイルとフォルダを扱う
    • 9.6 フォルダ中のファイルをリストする
    • 9.7 イメージを非同期でダウンロードする
    • 9.8 Javaとの橋渡しとしてopenStream( )を使う
    • 9.9 バイト配列を処理する
    • 9.10 高度なWebテクニック
    • 9.11 データベースを使う
    • 9.12 多数のファイルを処理する
  • 10章 データ解析
    • 10.1 取り組みのレベルについて
    • 10.2 手がかりを集めるためのツール
    • 10.3 テキストがベスト
    • 10.4 マークアップ言語
    • 10.5 正規表現
    • 10.6 文法とBNF記法
    • 10.7 圧縮データ
    • 10.8 ベクタと座標情報
    • 10.9 バイナリデータ形式
    • 10.10 高度な探索作業
  • 11章 Javaとの統合
    • 11.1 プログラミングモード
    • 11.2 追加のソースファイル(タブ)
    • 11.3 プリプロセッサ
    • 11.4 API構造
    • 11.5 JavaアプリケーションにPAppletを埋め込む
    • 11.6 ProcessingスケッチでJavaコードを使う
    • 11.7 ライブラリを使う
    • 11.8 processing.coreのソースコードを調べる
  • 付録A ActionScriptによる情報視覚化
  • 付録B 参考文献
  • 索引

単なるデータ分析にとどまらず、一歩踏み込んで「データをどう見せるか」ということに重きが置かれています。
実現手段としてのProcessingも興味深いプラットフォームですが、情報視覚化の考え方自体が非常に参考になりました。
監訳の増井俊之氏といえばPalm用の予測変換日本語入力ソフト、POBoxの作者ですね。
POBoxには大変お世話になった記憶があります。
最近はAppleiPhoneの日本語入力システムを手がけられていると聞いていましたが、相変わらずの多才振りです。