リフィル交換型多色ペン比較 その8 クリップ比較

かなり間が開いてしまいましたが、HI-TEC-Cコレト、スリッチーズ、STYLE-FITの比較ネタが続きます。
今回は、軸本体のクリップの比較です。
客観的・数値的な評価が難しいので主観に基づいた比較になってしまうことを予めご了承ください。

まずはHI-TEC-Cコレト 3色(メタリックブラック)です。
クリップの根元の構造はしっかりしており、強度は高そうです。
素材の樹脂も弾力があり、折れにくくなっています。

こちらは同じくHI-TEC-Cコレトの4色(クリア)です。
形状は3色と全く同じですが、こちらのほうが若干柔らかい印象を受けました。
3色と4色の違いと言うより、素材自体の違いに起因する差のようです。

スリッチーズ3色です。2色も形状は全く同じでした。
コレトとの比較で目に付くのは、全体的にクリップと軸本体の間隔が狭くなっている点でしょうか。
特にクリップの付け根付近は非常に狭くなっています。
素材はコレトより硬い樹脂が使用されており、強い力を加えると折れる危険性が高いようです。

STYLE-FIT 3色です。コレトやスリッチーズとは違って、STYLE-FITの場合はクリップがノックボタンを兼ねているため、クリップ全体が上下に動くようになっています。
万一クリップが折れたときの不便さはコレトやスリッチーズの比ではないので、より高い強度が求められます。
実際には、かなり柔らかい樹脂が使用されており、挟む力は弱いものの折れにくくなっています。

STYLE-FIT 5色も形状は3色と同じで、その他の点でも特に差は見られませんでした。

実際にコピー用紙をそれぞれのクリップで挟んでみたところ、挟める枚数は STYLE-FIT > コレト4色 > コレト3色 > スリッチーズ という結果になりました。
コレトの3色と4色の差は、前述の通り樹脂の違いのよるものだと思われます。
今回の比較対象の中ではSTYLE-FITのクリップが一番厚いものを挟めますが、ノックボタンを兼ねているため、あまり厚いものを挟んだ場合は外す際にクリップが引っ張られて勝手にノックされてしまうことがあります。
気付かない内にボールペンがノックされてしまうと挟んだものを汚してしまう危険性がありますので注意が必要です。