ピュアモルト ジェットストリームインサイド

古いネタになりますが、最近良く使っているペンを紹介しておきます。
1年ほど前に発売された、三菱鉛筆の多機能ペン、「ピュアモルト ジェットストリームインサイド」の4色PB&シャープペンシルです。


木製のグリップを除けば、クリップや口金まで黒く塗装されています。
軸本体はプラスチック製ですが、塗装の質感は悪くありません。
それに比べるとクリップの塗装はやや光沢が強過ぎ、少々安っぽい印象です。
ここは頑張って質感を揃えてほしかったですね。


「ピュアモルト」の所以たる、使用済みのウイスキーの樽を再利用した木製グリップ。
1本1本木目が違うので、店頭で見比べて気に入った物を選んできました。
リフィルは「ジェットストリームインサイド」の名の通り、ジェットストリーム多色用の油性ボールペンがセットされています。
色は黒・赤・青・緑の4色、ボール径は細字の0.7mmです。

この製品は、既存のピュアモルトシリーズの流用ではなく、新規に作られた物とのことですが…
それにしてはどこかで見覚えがあります。

どうやら、軸やクリップはジェットストリーム4&1と同じ金型のようですね。
製品名では「ピュアモルトジェットストリームのリフィルを入れた」ということですが、実際には「ジェットストリーム4&1のグリップをピュアモルトに変えた」ということでした。
これまでにも何度も書いていますが、私はラバーグリップは好きでは無いので、木製グリップ化は大歓迎です。


細部をチェックすると、グリップや塗装意外にもいくつか違いがありました。
一つは口金の形状です。ジェットストリーム4&1では段差がありましたが、段差の無い滑らかな形状に変更されています。


もう一つは消しゴムキャップの形状です。
こちらも段差が小さくなっています。また、先端部の穴の形も変わっています。
但し、中身の消しゴム自体は同じ物です。

定価はジェットストリーム4&1の税込\1,050-から\2,100-に引き上げられています。
価格ではゼブラのClip-on multi 2000が競合になりそうです。
Clip-on multi 2000は細身で軽量、こちらは太軸で重量がありますので、その辺りが選択のポイントになるかもしれません。

先日のエントリーでも書きましたが、最近の多機能ペンの高級化路線は歓迎です。
ゼブラに続き三菱鉛筆からも2000円台の製品が登場したことになります。
PILOTの4+1シリーズも是非、同価格帯の製品を投入して頂きたいところです。